8月2日からの緊急事態宣言発令により、当園は2学期の開始から分散登園と半日保育を継続してきました。
夏休みが明け園児は元気いっぱい登園していますが、登園児は通常の半分。心なしか落ち着いた雰囲気となっており、早く普段の賑やかな幼稚園に戻ってほしいものです。
新型コロナウイルス感染症が発生してもうすぐ2年、幼稚園では生活や行事など、様々なことを中止したり、感染症対策を施したりしています。
これまで幼稚園でお米を作っていた田んぼもその一つです。
冒頭の画像のように、例年のこの時期は稲穂が実り、いよいよ収穫という時期を迎えますが…
感染拡大防止の観点から、昨年・今年と田植えを行えず、作付けや手入れを行っていない田んぼは草ぼうぼうとなり、少し雨が降れば水ぴたしになってしまいます。
感染症の心配がなくなった後に改めて田んぼを復活させたかったのですが、休耕田を再生するには相当の金額がかかるとのこと。また、いつ再開できるかもわかりません。
ならば、思い切って田んぼを廃止し、園児たちが楽しむことのできる遊具を設置しようと、今年の初めから教職員が計画を練り、ようやく着手となりました。
9月中旬、工事が始まりました。
園庭には仮囲いが設置され、トラックや重機が入ってきました。
パワーショベルが田んぼをあっという間に掘り返します。
パワーショベルの動きをじっと見守る園児たち。
工事を見るのが好きで、将来パワーショベルの運転手になりたいそう。
工事中はしばらく園庭は狭くなりますが、このような楽しみ方もありますね。
田んぼを掘り返した後、木の杭を立て、山を作り始めました。
黒くて筒状のものはトンネルでしょうか?
ここまではまだ壮大な砂遊びのようにしか見えず、何ができるかよくわかりませんね。
じょじょに形になってきました。
土の山をトンネルが貫いています。
いよいよ完成間近になりました。
土の山に芝生を貼って、手前には手押し式のポンプがありますね。
1週間程度の工期を経て、遊具が完成しました。
滑り降りることができる芝生のお山に、トンネルが備わっています。
山の両脇には砂場を備え、手押しのポンプを使って水や土、泥遊びができます。
また、木をふんだんに使い、親しみやすい遊具としました。
実際に遊具を使用して、危険がないか確認する先生たち。
楽しんでいるように見えるのは気のせいです。
いよいよ園児たちにお披露目です。
園長先生からの注意事項をみんなで聞きます。
さっそく遊ぶりんごのくみの園児たち。
色々な遊びができますね!
田んぼから生まれ変わった新しい遊具。
遊具での遊びを通じて、新たな発見がたくさんできればいいですね。
なお、この遊具の名前ですが、現在年長の園児たちから募集しており、近日中に素敵な名前がつく予定です!